流されない仕事と暮らしを佐賀で

平井 開太 さん

平井 開太 さん

東京都(鳥栖市出身)佐賀市

  • 移住種別Uターン
  • 移住の時期2018年
  • お仕事Out Of COFFEE オーナー

佐賀県へ移住(Uターン)したきっかけ

以前、このお店の場所にあったレストラン (Timer California Kitchen) にコーヒー豆を卸していた父親の紹介で、学生時代にアルバイトをしていた平井さん。その後は東京の出版社に就職し、月刊誌の編集者として働いていた。就職して1年後、前のレストランのオーナーさんより店舗移転の連絡が入り、同じ場所で予てからの目標であったコーヒーショップを開くことになりUターンした。

移住に際し不安などは無かったか

実家が鳥栖にあることから、佐賀での暮らしに対する不安はなかったが、今まで住んだことのない佐賀市で新規出店することへの不安はあった。佐賀市には隣県(特に福岡)に比べて同じようなコーヒーショップの数も少なく、一杯のコーヒーのためにお店に出向くという文化が定着しているのか?また、自営業者としてコミュニティーに馴染めるのか?ということも不安要素だった。

移住してからの暮らし(移住前との変化)

暮らしの面では、東京での生活に比べ格段に落ち着くことができた。東京という慌ただしい場所で「メディアの仕事をすること」=「モノや自分自身を消費していく生活」だったのに対して、佐賀での生活では人との強い結びつきを得られたし、何より人の温かさを感じる。仕事面でも時代の波に流されないようなコーヒーや、店舗経営に関する本質的な部分を学ぶことができている。

故郷(佐賀)に対しての思い

いろんな意味でローカル。ネガティブな面を見れば、人が少ない、何もないとなるが、見方によっては新しいことが始めやすいし、人同士の結びつきも強い。都会と違って余白が多くチャンスはある。佐賀だから「創り出す」ことが出来る余地がまだまだあると思う。特に地方は年齢層が高くなりつつあるため、若い人が活躍できる幅がもっと広がればと思う。

これからの夢や目標

具体的な面では、一杯のコーヒーのクオリティの向上や幅広い層のお客様が心地よいと思ってくれるようなお店づくりなど、挙げればきりがないが、このコーヒーショップが新たなカルチャーや人の結びつきを生み出すことのできる場所になれば幸い。自分を見て「佐賀で何かチャレンジしてみよう」と思ってくれたら嬉しい。

移住をされる方へアドバイス

ある瞬間では、お金やビジネスのことを考えずに行動することも大事。自分の本当にやりたいことや、創り出したい文化を優先させて欲しいし、それが本物であれば、いずれ人もお金も付いてくると思う。仕事の土台とチャンスさえあれば、好きなことを仕事に出来やすい土壌が佐賀にはあると思う。その為には「流されない自分」「発信できる自分」「主体的に動ける自分」を持っていてほしい。

公開日:2019年08月07日
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